英・ロンドン72人死亡の高層マンション火災 “燃えやすい外壁”で被害拡大
2017年に発生したイギリス・ロンドンの高層マンション火災の最終調査結果が発表された。
火災では72人が死亡し、原因は外壁に燃えやすい素材が使われていたことだった。
外装材メーカーや政府、建設業界が対策を怠り、現在も多くの危険なマンションが存在していると指摘されている。
2017年にイギリス・ロンドンで起きた高層マンション火災の最終の調査結果が公表されました。
2017年6月に起きたロンドンの24階建て高層マンションの火災では72人が死亡しました。独立調査委員会は4日に公表した最終報告書で、マンションの外壁に燃えやすい素材が使われていたことが火災を拡大させたと結論付けました。
外装材メーカーが危険性を「故意に隠蔽」していたほか、政府と建設業界が外装に使われる燃えやすい素材の対策を数十年にわたって怠ったとも指摘しました。
現地メディアは現在も約4600棟のマンションなどで危険な外装材が使われていると報じています。(ANNニュース)