NY州知事の元補佐官を「中国の代理人」として起訴、報酬で高級車やハワイの不動産購入

AI要約

元ホークル知事の補佐官が中国政府の代理人として活動していた罪で起訴された。

サン被告と夫は無罪を主張し、不正行為に関与した疑いが持たれている。

ホークル知事は不正行為の証拠を見つけた後、サン被告を解雇し、法執行機関に通報した。

NY州知事の元補佐官を「中国の代理人」として起訴、報酬で高級車やハワイの不動産購入

米ニューヨーク州のホークル知事の元補佐官が、中国政府の「代理人」として活動していた罪で起訴された。同州ブルックリンの連邦検察当局が3日発表した。

サン被告と夫のクリス・フー被告は3日朝逮捕され、それぞれ起訴内容に対して無罪を主張した。

サン被告の弁護士は取材に対し「これらの容疑は残念なことで、過度に攻撃的な捜査の結果だととらえている。我々は迅速な裁判を受ける権利を行使し、最も適切な場である法廷でこれらの容疑に対処することを望んでいる」と述べた。

ブルックリンの連邦検察当局によるとサン被告は、台湾の当局者とNY州当局者の会合を阻止したほか、同州高官の中国訪問を手配しようとした疑いが持たれている。

検察当局によると、こうした活動の見返りとして中国政府の代表が、中国で事業活動を行っていた被告の夫に数百万ドル相当の取引を手当てしていた。夫婦は入手した資金を使い、2024年型フェラーリ・ローマのスポーツカーを購入したほか、ハワイなどで約600万ドル相当の不動産を購入したという。

ホークル知事はいかなる不正行為も告発されていない。知事の広報によると、不正行為の証拠を発見した後サン被告を解雇し、法執行機関に通報したとしている。

裁判官はサン被告に対し150万ドル、フー被告に対し50万ドルの保釈金で保釈を認めた。