善意の半額セールが略奪に カラチで閉店が続く新店舗

AI要約

パキスタンのカラチ市内のショッピングモールで新店舗が半額セールを行い、大混乱が起きた。

開店当日に数千人が押しかけ、商品を持ち去る客も現れ、警備員の手に負えなくなる事態に。

店は閉店し、修理して再開準備中で、警備員が目を光らせている。

善意の半額セールが略奪に カラチで閉店が続く新店舗

カラチ、パキスタン、9月3日 (AP) ― パキスタン最大の都市カラチ市内のショッピングモールに8月30日午後、新店舗がオープン、SNS上で半額セールが宣伝された。

 インフレが進む中、店のオーナーは衣料品の割引で客を助けようとしていたという。 

 オープン当日には開店前から数千人押しかけ、午後3時の開店と同時に店内になだれ込み、商品を持ち去る客も多くいたという。

 警備員と経営陣は開店当日、客が行列を作って入店するよう努力したが、午後6時過ぎには来店客の数が警備員の手に負えなくなり、入り口のドアが壊され、店内に乱入したという。

 大混乱となった開店から3日後の9月2日午後、店の前の通りは平静だが、店は閉店したままで、入り口には武装した警備員が配置され、物々しい雰囲気だった。

 当日現場にいた警備員によると、荒らされた店内を修理して営業を再開するまでには、3~4日掛かるのではないかと話している。

(日本語翻訳・編集 アフロ)