マレーシア・NZ、30年までに貿易50%拡大へ FTAも見直し

AI要約

マレーシアとニュージーランドは2030年までに取引を50%拡大する計画を発表し、既存の自由貿易協定を見直すことを決定した。

両国首脳は非関税障壁の撤廃や電子証明書の導入など、貿易を促進するための措置を検討している。

ニュージーランドはマレーシアとの防衛協力を強化し、バターワースでの合同演習やガザ紛争の停戦呼びかけを行った。

マレーシア・NZ、30年までに貿易50%拡大へ FTAも見直し

[クアラルンプール 2日 ロイター] - マレーシアとニュージーランド(NZ)は、2030年までに2国間貿易を50%拡大する計画で、既存の自由貿易協定(FTA)を見直す。両国首脳が2日の共同記者会見で発表した。

マレーシアを訪問中のラクソンNZ首相は、両国間の貿易を妨げる非関税障壁を撤廃するとし、「われわれは国境での物品の流れを円滑にするために電子証明書や新たな税関協力についても取り組んでいる」と述べた。

両国の貿易担当相が来年に会合を開き、2国間FTAの見直しについて協議するという。30年までに貿易を50%拡大する方法については詳細に言及しなかった。

NZはマレーシアとの防衛協力も拡大する方針で、空軍の「P8Aポセイドン」哨戒機1機をマレーシア北部ペナン州のバターワースに配備し、合同演習を行うという。

また、ラクソン氏とマレーシアのアンワル首相はガザ紛争の即時停戦を呼びかけ、イスラエルとパレスチナの2国家解決への支持を表明した。