【タイ】7月車販売20.6%減、日系全社マイナス続く

AI要約

タイ国トヨタ自動車が2024年7月の新車販売台数を発表。日系メーカー全体が減少し、トヨタが最も多い販売数を記録。

中国のBYDが大幅な増加を見せる一方、韓国の現代自動車は大きく落ち込んだ。

1トンピックアップの販売台数が厳しい状況が続き、乗用車や商用車も全体的に減少傾向。

【タイ】7月車販売20.6%減、日系全社マイナス続く

 タイ国トヨタ自動車(TMT)が8月30日に発表した2024年7月のタイの新車販売台数は、前年同月比20.6%減の4万6,394台だった。日系メーカーは全社マイナス、中国のBYDと韓国の起亜を除き、日系以外も軒並み減らした。

 ブランド別の販売数は、トヨタが12.9%減の1万7,786台でシェアトップ。いすゞ自動車が42.2%減の6,784台、ホンダが27.9%減の5,442台でこれに続いた。日系メーカーは合計で27.2%減の3万3,888台。計73.0%のシェアを占めた。

 日系以外では、中国の比亜迪(BYD)が95.2%増の2,686台で最も多かった。米フォード・モーターは29.2%減の1,949台、中国の「MG(名爵)」が39.2%減の1,200台と続いた。韓国は現代自動車が59.3%減の293台に対し、起亜は5.5倍の260台と明暗が分かれた。

 1~7月の新車販売は、前年同期比23.7%減の35万4,421台。日系は26.2%減の27万1,567台で、シェアは76.6%。中国系5社のシェアは10.0%だった。

 ■ピックアップの不振続く

 7月の販売台数を車種別に見ると、乗用車は26.4%減の1万6,571台、商用車は16.9%減の2万9,823台だった。1トンピックアップは35.5%減の1万6,125台と、厳しい状況が続いている。

 1~7月では、乗用車が20.3%減の13万5,897台。商用車は25.7%減の21万8,524台だった。1トンピックアップは40.1%減の12万4,562台だった。

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