米CIA、スウィフトさんコンサートを狙ったテロ攻撃阻止に成功

AI要約

米中央情報局(CIA)はオーストリアの法執行機関に情報提供し、テイラー・スウィフトさんのコンサート襲撃を阻止。計画はIS支持者に触発されており、多くの観客の殺害をほのめかしていた。

オーストリア当局はテロ攻撃を阻止し、10代のIS支持者らが拘束。主犯格は自爆テロの疑いがあり、爆発物や偽札を所持。

スウィフトさんは公演中止の理由を知り、感謝の気持ちを表明。多くの観客を守るために助かり、命を失うことなく済んだ。

米CIA、スウィフトさんコンサートを狙ったテロ攻撃阻止に成功

(CNN) 米中央情報局(CIA)をはじめとする米諜報(ちょうほう)機関はオーストリアの法執行機関に情報を提供し、テイラー・スウィフトさんのコンサート襲撃を阻止することに成功した。CIAのデイビッド・コーエン副長官が29日、確認した。このたくらみは過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)に触発され、今月初めに計画されていたものだという。

コーエン氏によると、計画は「かなり高度」で「多くの米国人を含む、コンサートの何万人もの観客」の殺害をほのめかしていた。

コーエン氏はオーストリアによる容疑者の拘束について「CIAと諜報機関のパートナーが、ISISとつながりのあるこのグループが計画していることに関する情報をオーストリアに提供したからだ」と述べた。

オーストリア当局は今月7日、ウィーン公演の少なくとも1回で計画されていたテロ攻撃を阻止したと発表した。

捜査に関連して、自爆テロを計画していた疑いがある10代の若者3人が拘束された。

主犯格とみられる容疑者(19)はネット上で過激化したISIS支持者。当局によると、捜査官らはこの人物の自宅で大量の化学薬品、爆発装置などのほか2万1000ユーロ(約340万円)分の偽札を発見した。

スウィフトさんは今月初め、声明で「公演中止の理由を聞き、新たな恐怖感と非常に大きな罪悪感に襲われた。多くの人が公演に来る予定だったからだ。当局には大変感謝している。おかげで私たちは命ではなくコンサート(がなくなったこと)を悲しんだからだ」と述べた。