IMO「初登録」潜水艦13隻を突然削除した北朝鮮、軍艦までも

AI要約

北朝鮮が国際海事機関(IMO)に初めて登録した潜水艦13隻の目録を翌日に削除し、さらに海軍所属の約180隻の船舶も削除したことが確認された。

IMOの国際統合海運情報システム(GISIS)に登録されていた北朝鮮海軍の船舶が検索できない状況となり、海軍所属の艦艇のみが削除された。

登録と削除を繰り返す北朝鮮の行動には保安上の問題が指摘されており、ランド研究所の研究員は登録削除は北朝鮮の力量を隠すための措置と推定している。

IMO「初登録」潜水艦13隻を突然削除した北朝鮮、軍艦までも

北朝鮮が国際海事機関(IMO)に初めて登録した潜水艦13隻の目録を翌日に削除したのに続き、すでに登録していたすべての軍艦も追加で削除したことが確認された。

IMOの国際統合海運情報システム(GISIS)に登録されていた北朝鮮海軍所属の約180隻の船舶が検索できない状況だと、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が30日報じた。これら船舶に付与されたIMOの固有識別番号を照会しても「該当船舶はない」と表示される。

北朝鮮海軍所属でなく一般の北朝鮮商船は依然として資料に残っている。海軍所属の艦艇だけが削除されたということだ。

27日に北朝鮮が「サンオ(=サメ2級)」1-11号、新浦(シンポ)級「8・24英雄」、新浦C級「金君玉(キム・グンオク)英雄」の計13隻を「朝鮮政府海軍」(Korea North Govt Naval Force)所属船舶としてIMOに登録したという報道があった後、翌日の28日に突然削除した。北朝鮮が潜水艦をIMOに登録したのは初めてだった。

北朝鮮が登録と削除を繰り返していることについては保安上の問題が言及されている。ランド研究所のブルース・ベネット上級研究員は「北朝鮮海軍艦艇の登録削除は報道のためとみられる。注目されるのを避け、北朝鮮の力量を隠すために登録を削除したようだ」と推定した。IMOは加盟国の軍艦の登録を要求していない。