パレスチナ自治区ヨルダン川西岸でイスラエル軍が大規模な攻撃で死者17人に 「ガザ以外」で混乱拡大の恐れも

AI要約

イスラエル軍がパレスチナ自治区ヨルダン川西岸で大規模な攻撃を展開し、17人が死亡。

イスラエル軍とハマスの間で戦闘が拡大し、自爆攻撃の再開が警告される。

イスラエル軍がハマスなどの戦闘員を殺害・拘束し、ヒズボラへの攻撃を強める方針。

パレスチナ自治区ヨルダン川西岸でイスラエル軍が大規模な攻撃で死者17人に 「ガザ以外」で混乱拡大の恐れも

イスラエル軍がパレスチナ自治区ヨルダン川西岸で大規模な攻撃を展開し、17人が死亡しました。

ガザ地区以外でも戦線が拡大していて、イスラム組織ハマスの幹部は自爆攻撃を再開すると警告しています。

パレスチナメディアによりますと、イスラエル軍が27日夜から大規模な作戦を展開し、ヨルダン川西岸にある複数の難民キャンプを包囲するなど攻撃を行っていて、これまでに17人が死亡したということです。

一方、イスラエル軍はハマスなどの戦闘員12人を殺害し、10人以上を拘束したほか、多くの武器を押収したと攻撃の正当性を主張しています。

これに対し、ハマスの幹部は自爆攻撃の再開を警告し攻撃を拡大したイスラエルを強くけん制しています。

こうした中、イスラエルのガラント国防相は29日、北部の住民が戻るために戦争の目標を拡大する必要があるとしてレバノンの親イラン武装組織ヒズボラへの攻撃を強める考えを示しました。

ガザ地区以外にも戦闘が広がることでさらに中東情勢が緊迫する可能性があります。