「すべては米大統領選のため…」ハマス関係者 停戦交渉実務者協議に招待されず

AI要約

ガザ地区の停戦交渉が難航し、アメリカの協議にハマスが招待されていないことが明らかになった。

アメリカの協議は大統領選挙を見据えたもので、ハマスは停戦と完全撤退を含まない合意には同意しないスタンスを示している。

ハマスはイスラエルの強硬姿勢を非難し、交渉の行き詰まりの原因としている。

「すべては米大統領選のため…」ハマス関係者 停戦交渉実務者協議に招待されず

ガザ地区の停戦交渉が難航するなか、イスラム組織「ハマス」の関係者が取材に応じ、アメリカが今後開催する実務者レベルの協議には招待されていないと明かしました。

ハマスメディアオフィス ワリード・アルキラニー氏

「すべてはアメリカの大統領選挙のためであり、彼らの目的はヒズボラとイランからの報復攻撃への緊張を緩和することである」

 停戦交渉に詳しいハマスが運営する政府メディアの担当者は、アメリカが今後、数日間開催するという実務者レベルの協議には招待されていないといいます。

 協議の開催を示唆したのは「大統領選挙を見据えた意図的な対応だ」と非難しています。

ハマスメディアオフィス ワリード・アルキラニー氏

「停戦とガザ地区からのイスラエル軍の完全撤退を含まない、いかなる合意も私たちは認めない」

 これは最高指導者シンワル氏の意向だとしていて、交渉が行き詰まったのはイスラエルの強硬姿勢のせいだと指摘しました。