マカオのカジノシャトルバス車内で拾ったスマホを着服…中国人の男逮捕

AI要約

マカオ治安警察局は30代の中国人男性を逮捕し、シャトルバス内で拾ったスマートフォンを着服した事件が発生。

男性はスマホを持ち帰った後に捨てたと供述し、拾得物不当占有罪で検察院送致の方針。

マカオでは拾得物不当占有事案が頻繁に発生しており、警察当局が早急な届け出を呼びかけている。

マカオのカジノシャトルバス車内で拾ったスマホを着服…中国人の男逮捕

 マカオ治安警察局は8月27日、マカオのカジノ施設が運行するシャトルバスの車内で拾ったスマートフォン1台を届け出せずに着服したとして30代の中国人(中国本土居民)の男を逮捕したと発表。

 同局によれば、今年(2024年)5月1日午後、市民からマカオ半島北部の關閘イミグレーション付近を出発し、コタイ地区へ向かうカジノのシャトルバスを利用した際、降車後に8900パタカ(日本円換算:約16万円)相当のスマホ1台を置き忘れてしまったことに気づいたが、自身の電話番号に架電しても応答がなく、何者が拾って持ち去った可能性があるとの通報が寄せられたとのこと。

 通報を受けた同局がシャトルバス車内の監視カメラ映像及び「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システム、被害者から提供を受けた情報を活用して当該スマホを拾った男の割り出しに成功。その後、8月21日に容疑者の男が關閘イミグレーションから再びマカオ入りしたことから、同施設内で逮捕したという。

 男は同局の調べに対し、シャトルバス車内でスマートフォン1台を拾ったことを認めた上、中国本土の自宅へ持ち帰ったが、ロックを解除できなかったことから捨てたなどと供述。同局では、男を拾得物不当占有罪で検察院送致する方針。

 マカオでは拾得物不当占有事案がしばしば発生しており、警察当局が習得した場合は速やかに届け出を行うよう累次の呼びかけを行っている。