展示場でペンダント盗んだ疑い、中国人の女2人逮捕 ピンクパンダか
AI要約
警視庁が中国籍の義小凰と胡慧玲を窃盗容疑で逮捕。2人は宝飾展示場でペンダントを盗んだ疑いがあるが否認。国際窃盗団の可能性も浮上。
2人は共謀して宝飾展で真珠のペンダント6本を盗んだ疑い。店員の隙を見て盗んだとみられる。
展覧会では他の店舗でも盗難被害が発生し、総額約1200万円。警視庁は2人が他の事件にも関与している可能性を調査中。
東京都江東区の宝飾展示場でペンダント6本を盗んだとして、警視庁はいずれも中国籍で住居、職業不詳の義小凰（37）と胡慧玲（37）の両容疑者を窃盗容疑で逮捕し、28日に発表した。警視庁は容疑者の女2人が、フランス捜査当局が「ピンクパンダ」と呼ぶ中国人の国際窃盗団のメンバーの可能性があるとみて調べている。
義容疑者は「宝飾展に行ったことはないし、盗みもしたことない」、胡容疑者は「宝飾展に行ったが、盗んでいません」といずれも否認しているという。
捜査3課によると、2人は共謀して1月17日午後0時30分ころ、江東区の「東京ビッグサイト」の展示場で開かれた宝飾展で、真珠のペンダント6本（販売価格計186万5千円）を盗んだ疑いがある。ペンダントはジュエリースタンドにかけられて販売されており、同課は店員の隙を見て盗んだとみている。
翌18日に店が警察に相談して、被害が発覚した。同課は防犯カメラの映像から2人を特定し、行方を追ったが、事件翌日にすでに出国していた。入国は事件前日だった。27日午前5時に海外から再度2人が入国したため、羽田空港で身柄を確保したという。
この展覧会では、複数店舗で指輪やネックレスなどが盗まれており、被害総額は約1200万円だった。同課は2人が他にも関与しているとみて調べる。（長妻昭明）
