三菱マテリアルに賠償命令 光州地裁で元徴用工訴訟 韓国

AI要約

韓国の元徴用工の遺族らが三菱マテリアルに損害賠償を求めた訴訟で光州地裁が判決を下し、原告6人に計約4億9000万ウォンの支払いを命じる。

原告は戦時中に福岡県の炭鉱で労働を強いられたと主張。政府は2023年3月に解決策を発表し、未決の訴訟は少なくとも60件ある。

 【ソウル時事】韓国の聯合ニュースによると、元徴用工の遺族らが三菱マテリアルに損害賠償を求めた訴訟で、韓国南西部の光州地裁は27日、原告6人に計約4億9000万ウォン(約5300万円)の支払いを命じる判決を下した。

 

 原告は元徴用工が戦時中に福岡県の炭鉱などで労働を強いられたと主張した。光州地裁は原告9人中3人については訴えを棄却した。

 韓国政府は2023年3月に元徴用工訴訟問題の解決策を発表。最高裁で賠償判決が確定した原告には政府傘下の財団が日本企業の賠償金相当額を支払う。係争中の元徴用工訴訟は少なくとも60件あるとされる。