「クルスク州で100集落、1300平方キロ掌握」ウクライナ軍総司令官が発表

AI要約

ウクライナ軍がロシア西部クルスク州に越境攻撃を続け、集落100カ所を制圧し、1294平方キロを掌握した。

越境攻撃の過程で露軍兵594人を捕虜にし、クルスク州の防衛に約3万人の兵力が投入されている。

ウクライナ軍は露軍の戦力分散を図り、将来的な停戦交渉に向けた自国の立場を強化している。

「クルスク州で100集落、1300平方キロ掌握」ウクライナ軍総司令官が発表

ロシア西部クルスク州への越境攻撃を続けるウクライナ軍のシルスキー総司令官は27日、同国軍がクルスク州の集落100カ所を制圧し、1294平方キロを掌握したと発表した。また、越境攻撃の過程で露軍兵594人を捕虜にしたとも明らかにした。ウクライナメディアが伝えた。

シルスキー氏は一方で、露軍がクルスク州の防衛に約3万人の兵力を投入し、さらに兵力を増強し続けていると指摘した。

ウクライナ軍は6日に越境攻撃に着手。ゼレンスキー大統領やシルスキー氏によると、同国軍は13日時点で74カ所、15日時点で82カ所、19日時点で92カ所の集落を制圧し、計約1250平方キロを掌握していた。

ウクライナ軍は越境攻撃により露軍の戦力分散や将来的な停戦交渉に向けた自国の立場の強化などを目指しているとみられている。