ハマス、米の新調停案を「拒否」 ガザ停戦、早期妥結は困難に

AI要約

パレスチナ自治区ガザにおける停戦交渉でハマス幹部が米国の調停案を拒否し、交渉が難航していることが明らかになった。

一方、レバノンのヒズボラは最高幹部殺害に対する報復攻撃を停止する意向を示し、緊張を緩和する方向で協議を進めている。

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザの停戦交渉を巡り、イスラム組織ハマス幹部のハムダン氏は25日、米国がイスラエルとハマスの隔たりを埋めるとして新たに示した調停案を「受け入れない」と表明し、仲介国に伝えたと明らかにした。ハマス系列メディアが報じた。双方の駆け引きは続くとみられるが、米国が目指した交渉の早期妥結は困難になった。

 一方、ロイター通信は25日、最高幹部殺害の報復としてイスラエルを攻撃したレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラが、イスラエルとの間で「これ以上の緊張激化は望まない」とする考えを伝達し合ったと報じた。