スターバックス新CEOはリモートワーク…報酬総額は1億ドルを超える見込み(海外)

AI要約

ブライアン・ニコルがシアトルを拠点とするスターバックスのCEOに就任し、リモートでの業務が主体であることが明らかになった。

報酬総額は1億1300万ドルを超え、チポトレでの収入を上回る可能性がある。

ニコルの報酬には基本報酬、契約ボーナス、株式報酬などが含まれ、その総額は膨大なものとなる見込み。

スターバックス新CEOはリモートワーク…報酬総額は1億ドルを超える見込み(海外)

ブライアン・ニコルが9月より、シアトルを拠点とするスターバックスのCEOを引き継ぐが、業務は基本的にカリフォルニアで行う。

リモートで仕事をし、必要があれば本社に出向く予定で、本社には運転手がいる。

ニコルの報酬総額は1億1300万ドルを超え、チポトレでの稼ぎを上回る可能性がある。

ブライアン・ニコル(Brian Niccol)が、上場企業のCEOとしては最高レベルとなる報酬パッケージを受け取る予定だ。しかも、仕事はリモートで行う。

ニコルは、チポトレ(Chipotle)からシアトルを拠点とするスターバックス(Starbucks)へ行き、物言う投資家(activist investor)やその他の問題に直面している同社を率いることになった。

ニコルの雇用条件を詳細に記した、8月14日にアメリカ証券取引委員会への提出書類によると、ニコルは、チポトレを率いていたカリフォルニア州ニューポートビーチのリモートオフィスで働くことができる。

(本記事公開後、スターバックスの代理人はBusiness Insiderに対し、ニコルの主なオフィスはシアトルになり、市内に家を購入する可能性が高いと語った)

ニコルの基本報酬は、年間160万ドル(約2億3600万円)で、賞与は業績に応じて給料の2倍から4倍だと書類には追記されている。

その他、1000万ドル(約14億7600万)の契約ボーナスと、来年から分配される2300万ドル(約33億9600万)相当の株式報酬を受け取ることになっている。また、チポトレの退職報酬として3年間にわたって、7500万ドル(約110億7300万円)相当の株式を受け取る。

複数年の株式報酬も含めると、ニコルの報酬総額は1億1300万ドル(約166億8400万円)以上に達する可能性がある。ニコルは昨年、チポトレで2250万ドル(約33億2200万円)の報酬を得たが、スターバックスの前CEOのラクスマン・ナラシムハン(Laxman Narasimhan)が同期間で稼いだのは1460万ドル(約21億5600万円)だったとロイターは報じている。

「ブライアン・ニコルは、自身が業界の中で最も能力のある指導者の1人であることを証明し、長年にわたり大きな経済的利益を生み出してきた」とスターバックスはフォーチューン(Fortune)への声明で述べた。

「スターバックスのニコルへの報酬は、会社の業績とすべてのステークホルダー共通の成功に直結している」

二コルがもしシアトルに引っ越すことになれば、その費用も会社が補償し、仮住まいの家賃も最大3カ月分を会社が支払う。シアトルでの運転手の費用もスターバックスが負担する。