【フィリピン】DMCI、セメックス買収に100億ペソ調達

AI要約

フィリピンの財閥DMCIホールディングスがセメント製造国内4位のセメックス・ホールディングス・フィリピンの買収費用として100億ペソを調達することを発表。

DMCIと関連会社がセメックス・ホールディングス・フィリピンの全株式取得合意し、買収後の出資比率はDMCIが56.8%、関連会社が合計43.2%となる見通し。

新たに優先株を発行し、親会社に割り当てるために株主総会とSECの承認が必要。セメックス・アジアン・サウス・イーストの全株式取得額は約446億円を見込む。

 フィリピンの財閥DMCIホールディングス(DMCIH)は21日、セメント製造国内4位のセメックス・ホールディングス・フィリピンの買収費用として100億ペソ(約258億4,400万円)を調達すると発表した。

 優先株を新たに発行し、親会社で投資会社のダコンに割り当てる。実施には株主総会と証券取引委員会(SEC)の承認が必要となる。

 DMCIとダコン、系列の炭鉱・発電会社セミララ・マイニング・アンド・パワー(SMPC)は4月、セメックス・ホールディングス・フィリピンの親会社、セメックス・アジアン・サウス・イースト(CASEC)の全株式を取得することでセメックス側と合意した。取得額は3億560万米ドル(約446億円)を見込む。

 買収後の出資比率は、DMCIが56.8%、ダコンが32.1%、セミララ・マイニング・アンド・パワーが11.1%となる見通し。