ケニアで女性42人殺害の容疑者ら脱走、警官が手助けか 地元住民は不安

AI要約

ケニアで42人の女性を殺害した容疑者が脱走。地元住民は不安を感じている。

警察署からの脱走に関与した警官5人が法廷で審問を受ける。

脱走容疑者は逮捕前に妻を含む女性42人の殺害を認めていた。現在捜索中。

ケニアで女性42人殺害の容疑者ら脱走、警官が手助けか 地元住民は不安

ケニアで女性42人の殺害を認めたコリンズ・ジュマイシ容疑者が、首都ナイロビの警察署からその他12人の収容者と共に脱走した。地元住民は不安を感じている。

ケニアで21日、連続殺人の容疑者とその他12人が警察署から脱走するのを手助けしたとして、警官5人が法廷で審問を受けた。

脱走した1人は、コリンズ・ジュマイシ容疑者だ。先月、現在はごみ捨て場として使われている古い採石場でビニール袋に包まれ遺体として発見された少なくとも6人の女性の殺人容疑で逮捕された。

警察によると、ジュマイシ容疑者は妻を含む女性42人を殺害したことを認めたが、弁護人は法廷で、同容疑者が自白を強要されたと主張した。検察側は同容疑者が不当に扱われたことはないとしている。

今回の脱走を受けて地元住民は不安を感じている。ある住民は次のように語った。「真実か虚偽かは分からない。彼が他の人と共謀したかどうかも分からない。私たちの不安は増している。学校が休みで娘たちは家にいて、また夜に子どもたちを用事に行かせることもある。採石場はまだ埋め戻されていない。本当に心配だ」

ケニア警察は、予備調査の結果、内部関係者が20日の脱走を手助けした可能性が示されたと発表した。捜査報告によると、ジュマイシ容疑者とエリトリア国籍の12人が早朝、拘置所から行方不明になっているのが明らかになった。窓の金網を切り破って脱走したとみられる。

警察は容疑者らの捜索を開始した。

検察は21日、裁判所に対し、容疑のある警官らを2週間拘留するよう求めた。脱走への関与の疑いに関する捜査を完了するためだ。