フィリピン外務省 米国移住希望のアフガン市民を一時的に受け入れ発表 米政府と合意

AI要約

フィリピン政府は、アフガニスタンからアメリカへの移住を希望する人たちを一時的に受け入れる方針を発表しました。

アフガニスタンからの移民は、フィリピン国内で特別支援を受けながら、アメリカへの移住手続きを進める予定です。

一部で反対の声もある中、フィリピンは同盟国であるアメリカとの関係を考慮してこの措置を取ったとされています。

フィリピン外務省 米国移住希望のアフガン市民を一時的に受け入れ発表 米政府と合意

フィリピン政府は、アメリカ政府との合意に基づき、イスラム主義組織・タリバンが実権を握るアフガニスタンからアメリカへの移住を希望する人たちを一時的に受け入れる方針を明らかにしました。

フィリピン外務省は20日、アメリカへの移住を希望するアフガニスタン市民を、フィリピン国内で一時的に受け入れることでアメリカ政府と合意したと発表しました。

特別移民ビザなどの手続きが完了するまでの間、食事や医療といった必要な支援をアメリカ側が提供するとしています。

AP通信はフィリピン政府高官の話として、「対象となるのは最大300人で、滞在期間は最長で59日間だ」と伝えています。

フィリピン国内では、アフガニスタン人の受け入れに一部で反発の声もありますが、アメリカとの同盟関係に配慮したとみられています。

アメリカメディアによりますと、タリバンが復権した2021年以降、迫害などを恐れ、アフガニスタンから16万人以上がアメリカに渡ったということです。