首相候補にタクシン氏次女 下院で16日投票 タイ

AI要約

タイ憲法裁判所の判決でセター前首相が失職し、タイ貢献党党首ペートンタン氏が首相候補に選ばれることが決定した。

ペートンタン氏はタイ史上最年少の首相として選出され、女性としては2番目の首相となる見込み。

与党各党が合意し、16日の下院での首相選出投票でペートンタン氏の当選が期待されている。

 【バンコク時事】タイ憲法裁判所の判決でセター前首相が失職したことを受け、連立政権の各党は15日、下院で16日に実施される首相選出投票で、タクシン元首相の次女で最大与党・タイ貢献党党首ペートンタン氏(37)を統一候補とすることで合意した。

 各党の代表らが会見して明らかにした。

 ペートンタン氏は会見で「タイは前に進む必要がある。貢献党は政権のリーダーで、国の経済問題を解決することができる」と語った。

 14日の判決後、与党各党の代表らはタクシン氏の自宅で会合を開くなどして協議。連立与党は下院(定数500)で議席の過半数を確保しており、合意通りに票が投じられればペートンタン氏が首相に選出される。

 タイのメディアによると、ペートンタン氏が選出されればタイでは最年少の首相。女性としては、タクシン氏の妹インラック氏に続いて2番目となる。