中国、靖国参拝「感情傷つける」 日本が軍拡と非難

AI要約

中国国営通信新華社は、岸田文雄首相と国会議員が靖国神社に参拝したことを報じ、日本の参拝を批判し、平和憲法に反する軍拡路線を非難した。

海上自衛隊幹部の靖国神社参拝を警戒すべき行為として指摘し、日本の行動が中国やアジアの安全を脅かすと主張した。

 【北京共同】中国国営通信新華社は15日、岸田文雄首相が靖国神社に玉串料を奉納し、国会議員が参拝したことを報じた。靖国神社を「残忍な軍国主義の象徴」と指摘し「日本の当局者による参拝や奉納は常に批判され、中国と韓国を含む各国の国民感情を傷つけてきた」と強調。日本が平和憲法に反して軍拡路線を進んでいると非難した。

 新華社は14日配信の記事で、海上自衛隊の幹部らが昨年5月に靖国神社を集団で参拝したことに触れ「靖国神社の誤った歴史観は自衛隊に深く浸透しており、警戒に値する」との見方を伝えた。

 日本が中国を「これまでにない最大の戦略的挑戦」と位置付け、アジアの安全を脅かしているとも主張した。