ミャンマーで拘束のイオン邦人社員、羽田空港に到着 拘束1カ月半

AI要約

ミャンマーで拘束されたイオンの商品本部長が解放され、帰国した。

彼はコメ価格を高値に設定したとして有罪判決を下されたが、裁判所は禁錮1年の判決を言い渡した。

国軍報道官は彼の解放を発表し、拘束期間は1カ月半に及んだ。

 国軍が全権を握るミャンマーで、コメ価格を高値に設定したとして拘束され、有罪判決を下された小売り大手イオンの現地法人「イオンオレンジ」の商品本部長、笠松洋さん(53)が14日朝、空路で羽田空港に到着した。イオンが同日、明らかにした。笠松さんは12日夜に解放され、翌日タイ経由で帰国の途についていた。

 笠松さんは消費者保護を目的とした「生活必需品・サービス法」に違反したとして6月末に拘束された後、起訴された。今月12日、ミャンマーの裁判所は笠松さんに禁錮1年の有罪判決を下した。

だが、国軍報道官は同日夜、笠松さんについて「彼は今夜解放された」との声明を発表。拘束期間は1カ月半に及んだ。