マカオのIRでショー鑑賞中の観光客にスリ行為…中国人の男1人逮捕

AI要約

マカオ司法警察局は8月9日、マカオ半島新口岸地区の統合型リゾートでスリ行為が発生し、男性観光客が被害に遭った事件があった。

スリが観光客のショルダーバッグから現金を盗もうとしたが、被害者に気づかれ、警備員が介入した結果捕まえられた。

マカオでは最近スリや置き引きが多発しており、警察は観光客に貴重品の管理に注意を促している。

マカオのIRでショー鑑賞中の観光客にスリ行為…中国人の男1人逮捕

 マカオ司法警察局は8月9日、マカオ半島新口岸地区にある統合型リゾート(IR)でショーを鑑賞していた観光客の男性にスリ行為をしたとして40代の中国人(中国本土居民)の男1人を逮捕したと発表。

 同月6日夜、中国本土からマカオを訪れていた50代の観光客がショーを鑑賞中に身に付けていたショルダーバッグに振動を感じたため確認したところ、男1人がバッグの中に入っていた現金4万香港ドル(日本円換算:約75万円)を盗もうとしていたことに気づき、相手ともみ合いになる中で現金の一部が地面に落ち、近くにいた別の男がこれを拾って持ち去ったという。

 その後、騒動に気付いたIRの警備員が門外にいた警察官に救援を求め、被害者とスリを企図した男の2人に接触。被害者からは7000香港ドル(約13万円)を盗まれたと報告があり、男はスリ行為を否定したが、その後の捜査で得られた情報から関与は明らかで、男を加重窃盗罪で検察院送致すると同時に、地面に落ちた現金を拾って持ち去ったスリの仲間とみられる男の行方を追っているとした。

 昨今マカオでは観光名所周辺やカジノ・IR施設内外、バス車内などでスリ、置き引き被害が多数報告されており、警察が貴重品の管理に注意を払うよう累次の呼びかけを行っている。