ガザでまた学校空爆、100人超死亡 停戦交渉の再開に影響必至

AI要約

パレスチナ自治区ガザの学校にイスラエル軍の空爆があり、100人以上が死亡、数十人が負傷。

停戦交渉を呼びかけている米国などによる協議再開を巡り、悪影響が懸念される。

イスラエルとハマス双方が事件について異なる主張を展開している。

ガザでまた学校空爆、100人超死亡 停戦交渉の再開に影響必至

 パレスチナ自治区ガザの現地当局によると、北部ガザ市の学校に10日、イスラエル軍の空爆があり、100人以上が死亡、数十人が負傷した。停戦交渉を仲介する米国などは15日の協議再開をイスラエルとイスラム組織ハマスに呼びかけているが、交渉への悪影響は必至だ。

 ハマスは10日に発表した声明で、学校は当時、夜明け時の礼拝をする避難民で混み合っていたとし、「(イスラエルが)パレスチナ人に対する絶滅戦争を継続していることを明確に示した」と非難した。停戦交渉への対応については触れていない。

 一方、イスラエル軍は「学校内の指揮統制施設で活動していたハマスのテロリストを正確に攻撃した」とSNSで主張。「空爆に先立ち、民間人のリスクを減らすため、精密な弾薬の使用、空中からの監視、情報収集など数多くの措置をとった」などとした。