「欧州広場」やめます 関係悪化でユーラシアに改名 モスクワ
モスクワ市長が駅前の広場を「ヨーロッパ広場」から「ユーラシア広場」に改名
西側諸国との関係悪化を踏まえた決定
ウクライナ侵攻後、初めての改名で、広場には欧州諸国の旗が掲げられなくなった
ロシアの首都モスクワのソビャニン市長は24日、市内の鉄道駅前にある「ヨーロッパ広場」を「ユーラシア広場」に改めると決めた。
「より広い地理的概念を反映するため」(現地メディア)とされ、西側諸国との関係悪化を踏まえた。ロシアによるウクライナ侵攻開始後、こうした改名は初めてという。
広場は2002年に整備。欧州諸国の旗がずらりと掲げられていたが、侵攻が続く23年にすべて降ろされた。
隣接する大型商業施設はロシア語で「欧州」を意味する「エブロペイスキー」の名称で親しまれているものの、広場に追随するかは不明。この鉄道駅は、かつてウクライナの首都キーウ(キエフ)行き列車が出発したことから現在も「キエフ駅」と呼ばれるが、特に問題視されていない。