「ロシア軍、重要な前進なし」 ウクライナ総司令官、英報道

AI要約

ウクライナ軍のシルスキー総司令官は、戦況が困難だがロシア軍は重要な前進をしていないと述べた。

前線は3700キロに及び、ロシア側の死傷者はウクライナの3倍に上り、東部ハリコフおよび北部スムイ州の占領計画は失敗と指摘された。

F16戦闘機の配備は防空強化につながるが前線から離れた場所に配備する必要があり、成果には限界があるとされた。

 【キーウ共同】ウクライナ軍のシルスキー総司令官は、英紙ガーディアンが24日報じたインタビューでロシアの侵攻について、戦況は非常に困難だとする一方、「ロシア軍は重要な前進をしていない」と述べた。

 同氏によると、前線は3700キロに及び、うち977キロで活発な戦闘が行われ、ロシア側の死傷者はウクライナの3倍に上る。ロシア軍による東部ハリコフおよび北部スムイ州の占領計画は「失敗」と指摘。緩衝地帯を設ける試みは阻止されたと語った。

 近く配備が見込まれるF16戦闘機は防空強化につながる一方、迎撃を避けるため前線から離れた場所に配備する必要があり「成果に限界もある」とした。