イスラエル軍、ガザ南部深奥へ進軍 停戦合意の期待高まる中

AI要約

イスラエル軍がガザ南部のハンユニスに進軍し、パレスチナ人住民に避難命令が出された

攻撃の目的はハマス戦闘員の再結集を防ぐことである

ガザでの死者数が増加し、国連機関が深刻な状況を訴えている

イスラエル軍、ガザ南部深奥へ進軍 停戦合意の期待高まる中

[カイロ/エルサレム 23日 ロイター] - イスラエル軍は23日、パレスチナ自治区ガザ南部の都市ハンユニス東部奥深くまで複数の戦車で進軍した。同地区の数万人のパレスチナ人住民には、攻撃開始前にイスラエルによる避難命令が発令されていたという。

イスラエルは、今回の攻撃はハマス戦闘員の再結集を防ぐことを目的とするとしている。

ガザ保健当局は、22日に開始されたイスラエル軍の攻撃により、ハンユニス地区で少なくとも80人のパレスチナ人が死亡したと発表。ガザ当局によれば、約10カ月にわたる戦闘による死者数は3万9000人超に上るという。

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、「耐え難い状況にある」とXに投稿。その後の投稿で「ガザに安全に行ける場所はない」と述べた。

停戦合意を巡っては、イスラエルのネタニヤフ首相は23日、ガザで拘束されている人質解放に向けた合意に近づいている可能性があるとの認識を示している。