米海軍女性パイロット、空中戦で初勝利 フーシのドローン撃墜

AI要約

米海軍の女性パイロットがイエメンのフーシのドローンを撃墜し、初めての空中戦勝利を達成した。

フーシは商船を狙ってドローンを飛行させ、米海軍はその攻撃に対応した。

空母打撃群は異例の長期配備を終え、女性パイロットたちが活躍した。

米海軍女性パイロット、空中戦で初勝利 フーシのドローン撃墜

(CNN) 米海軍は、女性パイロットの操縦する戦闘機がイエメンの反政府武装組織フーシのドローン(無人機)を撃墜し、米国人女性として初めて空中戦で勝利を収めたと発表した。

発表によると、女性パイロットは第32戦闘攻撃飛行隊(VFA―32、通称フライング・ソーズメン)の一員として空母ドワイト・D・アイゼンハワーからF/A―18「スーパーホーネット」を発進させ、フーシの攻撃ドローン1機を撃墜した。

フーシはイスラエルがイスラム組織ハマスとの戦争で引き起こしたパレスチナ自治区ガザの惨状に対する報復として、紅海を航行する商船を狙ってドローン数十機を飛行させていた。

アイゼンハワー率いる空母打撃群は、空母としては異例に長い9カ月の長期配備を終え、今月14日に米軍基地に帰還した。通常の配備期間は6~8カ月程度とされる。

ソーズメンは空対空戦のほかに、イエメンのフーシ拠点に対する7回の攻撃のうち2回を主導し、武器弾薬や指令拠点を破壊した。

米海軍では30年前、カラ・ハルトグリーン中尉が女性パイロットとして初めて空母エイブラハム・リンカーンに配属され、F―14「トムキャット」を発進させた。アイゼンハワーには1994年にから女性パイロットが加わった。