ベリー摘みの72歳男性、クマに襲われ短銃で射殺 米モンタナ州

AI要約

モンタナ州でハイイログマが男性を襲う事件が発生し、男性が銃でクマを射殺した。

男性は病院に搬送され、クマは大人の雌だった可能性がある。

管理局はクマの多い地域での遭遇を避ける方法を指南し、ハイイログマの生態について述べた。

ベリー摘みの72歳男性、クマに襲われ短銃で射殺 米モンタナ州

(CNN) 米西部モンタナ州の魚類・野生生物・公園管理局は、同州フラットヘッド国有林内でハックルベリーの果実を一人で摘んでいた72歳男性が襲ってきたハイイログマ1頭を銃で射殺したとこのほど報告した。

男性は病院へ搬送された。負傷の程度は不明。

報道発表文によると、現場は同国有林のコロンビアフォールズ近くで、クマの攻撃は18日夕に起きていた。男性は短銃を使って射殺したと伝えられた。

同管理局によると、このクマは大人の雌だった。子グマを引き連れていたのかどうかの確認をしている。モンタナはクマが多い州とし、遭遇を避ける方途を選ぶのが遭遇した後の騒動に対処するより簡単な選択肢と指摘し、クマの撃退スプレーを持ち、集団で移動することなどを勧めた。

ハイイログマはモンタナ州のほか、アラスカ、アイダホ、ワイオミングやワシントン各州に生息。北米クマセンターによると、餌としてベリーも食べる。

ワシントン大学によると、ハックルベリーの果実が熟するのは7月半ばが最盛期で、モンタナ州グレイシャー国立公園を縄張りとする数百頭のハイイログマの餌の約半分を占めているという。同公園はコロンビアフォールズの北部に位置する。

米国立公園局はクマに襲われる事例はまれとし、大半のクマの関心は通常、生息地、餌や子グマを守ることにあると説明した。