八王子スーパー3人射殺29年 同級生ら母校で追悼礼拝

AI要約

1995年7月、八王子市で発生した射殺事件で被害者の1人である矢吹恵さんを追悼する礼拝が桜美林高校で行われた。

未解決の事件から29年が経過し、同級生らが集まり黙とうや祈りを捧げた。

鷹野めぐみさんは悲しみと怒りを語り、事件解決を願った。

 1995年7月に東京都八王子市のスーパーで3人が射殺された事件で、被害者の1人の矢吹恵さん=当時(17)=が通っていた町田市の私立桜美林高校で20日、同級生らが参加した追悼礼拝が営まれた。事件は未解決のまま、30日で発生から29年となる。

 礼拝が行われた会議室には、矢吹さんをイメージした色鮮やかなヒマワリと、笑顔の写真が置かれた。約15人の参加者は黙とうし、賛美歌を歌って祈りをささげた。

 同級生だった鷹野めぐみさん(46)は「何で彼女たちだったんだろう。悲しみと強い怒りがある」と声を詰まらせ「事件が解決したところで戻ってこないが、それでも区切りは付いてほしい」と願った。