ロシア軍、東部で攻勢続ける 要衝付近「戦術的に一時休止」か
英国防省による分析によると、ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州アブデーフカ付近で攻勢を続けており、集落への進軍が続いていることが報告されている。
チャソフヤールでは、ロシア軍の攻撃が停止している可能性があり、偵察活動に重点を置いているとされている。
20日にはウクライナ東部のニコポリでロシア軍の攻撃により1人が死亡したとの報告がある。
【キーウ共同】英国防省は20日、ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州アブデーフカ付近で攻勢を続けているとの分析を公表した。集落オチェレティネの北と西に進軍しているほか、要塞化された別の集落に向けても「わずかに前進した」としている。
激戦地の同州の要衝チャソフヤールでは「支配地域に大きな変化はなかった」とした上で、ロシア軍の歩兵部隊による大規模攻撃が数日間停止していると指摘。偵察に重点を置いていることから「戦術的に一時休止している可能性がある」とした。
ウクライナメディアによると、東部ドニエプロペトロフスク州ニコポリで20日、ロシア軍の攻撃により、男性1人が死亡した。