トランプ氏、TikTok禁止に反対 「競争が必要」

AI要約

トランプ前大統領は、中国系動画投稿アプリTikTokに反対し、競争の必要性を強調。

バイデン大統領はTikTok利用禁止法案に署名し、米国内売却義務付ける。

トランプ氏はかつてTikTokを脅威と呼び、Facebookアカウント凍結を批判。

トランプ氏、TikTok禁止に反対 「競争が必要」

David Shepardson トランプ氏、TikTok禁止に反対 「競争が必要」

[ワシントン 16日 ロイター] - 米共和党の大統領候補に指名されたトランプ前大統領は、中国系の短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を米国で利用禁止とすることに反対する考えを示した。

バイデン大統領は4月、米国でのTikTok利用禁止につながる法案に署名。同法は親会社である字節跳動(バイトダンス)に約9カ月以内に同アプリの米資産売却を義務付け、従わなければ利用を全米で禁止するもの。

トランプ氏はブルームバーグ・ビジネスウィークが16日に掲載したインタビューで「TikTokを支持するのは競争が必要だからだ」と発言。同氏はかつてTikTokを脅威と呼んだが、先月になってアカウントを開設した。

メタ・プラットフォームズ傘下のフェイスブックとインスタグラムは、2021年1月の連邦議会襲撃事件を受け、トランプ氏のアカウントを2年間にわたり凍結。同氏はこれを批判していた。

トランプ氏は任期中の2020年にTikTokと中国の対話アプリ「微信(ウィーチャット)」を禁止しようとしたが、裁判所の判断で実現できなかった。