22年前に不明の米国人登山家、ミイラ化遺体で発見 ペルー

AI要約

気候変動による氷河の融解で22年前に行方不明になった米国人登山家の遺体が、南米ペルーの雪山でミイラ化した状態で発見された。

遭雪崩中の59歳のウィリアム・スタンプルさんの遺体は、アンデス山脈の氷河解けによって見つかり、衣類や装備が良好な状態で残されていた。

パスポートから身元が特定されたスタンプルさんの遺体発見により、22年ぶりにその遭遇が明らかになった。

22年前に不明の米国人登山家、ミイラ化遺体で発見 ペルー

【AFP=時事】南米ペルーの雪山で、気候変動に伴う氷河の融解を受け、22年前に行方不明になった米国人登山家の遺体がミイラ化した状態で見つかった。警察が8日、発表した。

 当時59歳だったウィリアム・スタンプル(William Stampfl)さんは2002年6月、パーティーを組んで標高6700メートル超のワスカラン(Huascaran)山を登っていた際、雪崩に遭った。捜索活動が行われたが、発見には至らなかった。

 ペルー警察は、アンデス山脈(Andes)のブランカ(Blanca)山群の氷河が解けたことで、スタンプルさんの遺体が出てきたと説明した。

 警察が公開した写真からは、スタンプルさんの遺体、衣類、ハーネス、登山靴が、低温のため良好な状態で保存されていたことが分かる。

 所持品の中からパスポートが見つかったことで、身元を特定できたという。【翻訳編集】 AFPBB News