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英シェル、最大20億ドル減損計上へ プラントの建設停止と売却で
英石油大手シェルは、第2四半期に最大20億ドルの減損損失を計上する見通しであることを明らかにした。
減損の主な理由は、シンガポールの製油所売却と、オランダでのバイオ燃料施設の建設停止である。
シェルは市況の影響もあり、バイオ燃料施設の建設を一時停止し、また製油・化学プラントの売却に伴う減損も見込まれている。
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Ron Bousso
[ロンドン 5日 ロイター] - 英石油大手シェルは5日、8月1日に発表する4─6月期決算で最大20億ドルの減損損失を計上する見通しを示した。シンガポールの製油所売却と、オランダでのバイオ燃料施設の建設停止が理由という。
シェルは2日、市況が軟調なことから、オランダ・ロッテルダムで行っているバイオ燃料施設の建設を一時停止すると発表した。同施設は欧州有数の規模とされ、来年に稼働開始する予定だった。
シェルは、この決定で6億─10億ドル規模の減損損失が生じると説明した。
さらに、5月に売却合意したシンガポールの製油・化学プラントについては6億─8億ドルの減損を見込むとしている。