米西部で猛暑、「ヒートドーム」現象で3600万人に影響

AI要約

米国立気象局はカリフォルニア州を中心に発生しているヒートドーム現象により、3600万人が記録的な暑さに影響を受けている。

ヒートドームとは上空の高気圧が熱い空気を押し下げて熱を閉じ込める現象で、ワシントン州やオレゴン州などで最高気温が更新される見込み。

デスバレー国立公園では最高気温が54度近くに達する可能性があり、山火事のリスクも高まっている。

米西部で猛暑、「ヒートドーム」現象で3600万人に影響

Tyler Clifford

[7日 ロイター] - 米国立気象局(NWS)は7日、カリフォルニア州を中心に発生している「ヒートドーム」現象により、人口の約1割に相当する3600万人が記録的な暑さの影響を受けていると明らかにした。

ヒートドームとは上空の高気圧が熱い空気を押し下げてドームのような形を作り、熱を閉じ込める現象。

NWSによると、ワシントン州やオレゴン州、カリフォルニア州、アリゾナ州北部、アイダホ州中部では気温が最高記録を更新する見通し。

カリフォルニア州とネバダ州の州境にあるデスバレー国立公園では、12日にかけて最高気温が54度近くに達する可能性があるという。

NWSは、高温や乾燥、強風が重なり、山火事のリスクが高まっているとして警戒を呼びかけている。