猫狩り大会、今年も開催 来年はさらに拡大と主催者 NZ

AI要約

ニュージーランドで恒例の狩猟大会が規模拡大する意向を示す。

今年の大会では1500人が参加し、370匹の野猫・野良猫が捕獲された。

主催者は野猫の駆除の必要性を主張している。

【AFP=時事】ニュージーランドで野猫や野良猫などを対象とする恒例の狩猟大会の主催者が3日、来年はさらに規模を拡大して開催する意向を明らかにした。

 今年の同大会は先週末、南島ノースカンタベリー(North Canterbury)地区で行われ、子ども460人を含む1500人が参加。野猫・野良猫370匹の他、イノシシ、ポッサム、ネズミ、シカなどが捕獲された。

 猫狩りは住宅地から10キロ以上離れたエリアで行われた。

 コンテストでは体重6.7キロの最大の猫を狩った参加者が、賞金1000NZドル(約9万8000円)を獲得。最多の65匹を狩った参加者には、賞金500NZドル(約4万9000円)が贈られた。

 大会主催者のマット・ベイリー(Matt Bailey)さんは「今後も続けていくし、来年は賞金も増やしてより大きく、より良い大会にしたい」とAFPに語った。

 同大会は昨年、14歳未満の子ども限定の部門を新設すると発表したところ、国際的に注目を集め批判が殺到。子ども部門の新設は中止された。

 ニュージーランドの自然保護当局は野猫・野良猫について、絶滅が危惧される固有種の鳥やコウモリ、トカゲなどを捕食する害獣と見なしている。猫のせいで絶滅した種もいるとされる。

 ベイリーさんは、野猫と野良猫は固有種の動物を捕食し、また家畜を脅かす感染症を広めもするため、駆除が必要だと主張している。【翻訳編集】 AFPBB News