北海道の人気施設「星野リゾート トマム」 中国企業から都内企業に約408億円で売却

AI要約

北海道の人気リゾート「星野リゾート トマム」が中国企業から日本企業に売却されることが判明。

施設は幻想的な雲海や山頂テラスなどで観光客を魅了し、中国の商業施設運営会社に183億円で買収された後、東京の投資会社に408億円で再売された。

運営会社は変わらず、引き続き星野リゾートが施設を運営し、多くの観光客に北海道の自然を楽しんでもらう方針。

北海道の人気施設「星野リゾート トマム」 中国企業から都内企業に約408億円で売却

 幻想的な雲海が人気の「星野リゾート トマム」が中国の企業から日本の企業に売却されるということが明らかになった。

 辺り一面に広がる幻想的な雲海。山頂に設置されたテラスからは、まるで雲の上にいるかのような絶景が楽しめる。

 国内外から多くの観光客が訪れる北海道の大型リゾート「星野リゾート トマム」。そんな国内屈指の人気リゾートが先月、売却されていたことが明らかになった。

 「星野リゾート トマム」は、1983年に「アルファリゾート・トマム」の名称で開業。しかし、バブル崩壊の影響で経営が悪化。2004年に星野リゾートが買収し、施設を運営してきた。

 人気に火がついたのは、2005年から始まった「雲海テラス」。幻想的な雲海を目当てに、年々観光客が増加。2013年に初めて入場者が10万人を突破するなど、北海道屈指の人気観光スポットになった。

 その人気に目をつけたのが中国・上海の商業施設運営会社。2015年11月に、およそ183億円で買収。星野リゾートは引き続き施設の運営を担ってきた。

中国からの観光客

「北海道のリゾート地を買収できるなんて、中国は偉大だと思うわ」

 順調な経営が続くなかでの、突然の売却。買ったのは、東京・港区の投資会社で金額はおよそ408億円だという。施設の売却について、運営する星野リゾートはこうコメントしている。

星野リゾート広報

「星野リゾ―トが引き続き運営を継続していくことには変わりございません。多くのお客様に北海道の大自然や滞在を楽しんでいただけるよう運営を行ってまいります」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年7月3日放送分より)