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金鉱から汚染水流出、185人に中毒症状 コートジボワール
コートジボワールで金鉱から汚染水が川に流出し、住民185人が「軽度の中毒症状」を訴えている事故が発生。
英エンデバー・マイニングの金鉱から流出した汚染水がカバリー川に至り、住民に健康被害を引き起こした。
環境・持続的発展省が事故の原因を説明し、川での魚の死亡や住民の健康被害が報告されている。
![金鉱から汚染水流出、185人に中毒症状 コートジボワール](/img/article/20240703/6684c3e7319ed.jpg)
【AFP=時事】コートジボワールで金鉱から汚染水が川に流出し、住民185人が「軽度の中毒症状」を訴えている。当局が2日、明らかにした。
事故を起こしたのは英エンデバー・マイニング(Endeavour Mining)の金鉱で、バルブの亀裂から西部の国境沿いを数百キロにわたって流れるカバリー川(Cavally River)に汚染水が流出した。同川では住民が飲料水を採取、漁場としても利用している。
地元当局者がAFPに語ったところによると、事故が起きたのは6月末。
環境・持続的発展省は2日、金鉱石から金を回収する過程で生じる、シアンを含んだ汚染水を運ぶパイプのバルブが壊れ、そこからカバリー川の支流に汚染水が流出し、最終的に同川に至ったとしている。
その結果、住民の間では「嘔吐(おうと)や頭痛」といった症状が出た。川では大量の魚が死んだという。【翻訳編集】 AFPBB News