【速報】小林製薬「紅麹問題」入院者数が492人に 医療機関の受診者は約2200人に増加

AI要約

小林製薬の「紅麹」を含むサプリを摂取した人が健康被害を訴えている問題について、厚生労働省が6月30日時点の状況を発表しました。入院治療を要した人の相談人数は492人に上っており、医療機関を受診した人は約2200人に増加しています。

死亡者数は175人、入院者数が492人まで増加しており、小林製薬からの報告で医療機関を受診した人は2221人になったということです。過去に報告がなかった76人について新たに因果関係の調査が進められています。

6月28日にはサプリメントと死亡との因果関係を疑う問い合わせがあったが、小林製薬からの報告がなかったことも明らかに。その後、調査計画を提出した76人についても新たに因果関係を調査しているとのことです。

 小林製薬の「紅麹」を含むサプリを摂取した人が健康被害を訴えている問題で、6月30日時点で入院治療を要した人の相談人数は492人に上っていたと厚生労働省が発表しました。6月下旬に小林製薬側が腎疾患以外の物も含めた報告をしたことから、6月下旬時点の291人から大幅に増加したということです。また、医療機関を受診した人の数は約2200人に増加しています。

 この問題をめぐっては、6月26日時点でサプリ摂取後に腎疾患などが疑われる5人が死亡、入院者数は289人にのぼっていましたが、厚労省によりますと、その後、30日時点で、死亡者数は175人、入院者数が492人まで増加したということです。

 また、小林製薬からの報告で医療機関を受診した人は2221人になったということです。26日時点では、1660人でした。

 6月28日にサプリメントと死亡との因果関係を疑う遺族などからの問い合わせが170人あったにもかかわらず、小林製薬から厚生労働省に報告がなかったことが明らかになっていました。

 また、この170人のうち76人については新たに死亡との因果関係について調査を進めていて、小林製薬は、新たに死亡との因果関係を調べるとしていた76人について、6月29日付で厚生労働省に調査計画を提出したということです。