あふれたビールを集めて客のジョッキに…保健当局「食物の再使用適用は難しい」=韓国

AI要約

韓国でビールを再使用する問題について行政処分がない理由

食薬処の立場および管轄地方自治体の対応について

居酒屋チェーンが誤解を説明し、飲食物再使用についての規則を紹介

あふれたビールを集めて客のジョッキに…保健当局「食物の再使用適用は難しい」=韓国

韓国でビールを注いでジョッキからあふれたビールを集めてまた別のジョッキに注ぐ様子がキャッチされて論争になったある居酒屋チェーンが行政処分は受けないでよくなった。該当のビールが客に提供されたビールではないため、食物再使用時の行政処分等を適用するのは難しいというのが保健当局の立場だ。

2日、食品医薬品安全処(食薬処)によると、今回の居酒屋関係者の行為は客に陳列・提供された食物を再使用したり料理・保管したりするなどの食物再使用基準に該当しない。

食薬処は「該当のビールが客に提供されたビールではないため食物再使用時の行政処分などを適用するのは難しい」と明らかにした。

ただし、今回の行為が衛生に問題があると判断される場合、管轄地方自治体が食品衛生法違反などに対して現場調査などを実施することができる。調査の結果、食品接客営業者の食品衛生法違反行為などが確認されれば管轄地方自治体が是正命令や営業停止などの行政処分が可能になる。

先月27日、あるユーチューブ(YouTube)チャンネルに投稿された動画には生ビール500ccの注文を受けた関係者が生ビール機械ではなくステンレス製のピッチャーに入っていたビールをジョッキに注ぐ様子が映っていた。該当のピッチャーは生ビールを機械から注ぐ時に流れたものを別に集めておいたものだった。居酒屋関係者はピッチャーに含まれたビールでジョッキを一部満たした後、残りは機械からビールを注いだ。

動画はすぐに「飲食物再使用」という公憤を買った。問題になると該当チェーンの本社はコメントを通じて「開店して2カ月の新米社長」としながら「かき氷ビールにバブルがたくさん出る問題で酒類会社に問い合わせたところ、ジョッキを一度洗ってから注げば泡がそれほど立たないという助言をもらった。この内容を職員に伝達する過程で行き違いがあった」と説明した。続いて「リサイクルではない。バブルを取り出した新しいビールだった」と主張した。

食品接客営業者は客が食べ残したものを再使用や料理をしてはいけない。これに違反する場合、1次営業停止15日、2次営業停止2カ月、3次営業停止3カ月に処する場合がある。食品接客業は休憩レストラン、一般レストラン、居酒屋、遊興飲食店、委託給食、パン屋などが含まれる。