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電子たばこ販売、薬局に限定 規制強化法が施行 豪
オーストラリアで電子たばこの販売を薬局に限り、未成年者には医師の処方箋を義務付ける新法が施行された。
新法ではニコチン含有量の制限と風味の規定が設けられ、意図は禁煙治療用としての位置づけを強化すること。
豪政府は未成年者の電子たばこ使用を懸念し、使い捨て型の輸入禁止などの規制を進めているが、闇市場での取引も懸念されている。
【シドニー時事】オーストラリアで1日、電子たばこの販売を薬局に限ることなどを定めた規制強化法が施行された。
18歳未満の未成年者には医師の処方箋の提示を義務付ける。電子たばこを禁煙治療用と明確に位置付け、嗜好(しこう)品としての使用をなくすことが狙い。
新法では、電子たばこのニコチン含有量に制限を設けるほか、風味をたばこ、メントール、ミントの3種のみとする。与党・労働党は成人にも処方箋を恒久的に義務付けることを目指したが、過半数割れしている上院で一部野党の賛同を得るため、3カ月間の時限的措置とした。薬剤師による対面販売は10月以降も維持する。
豪政府は電子たばこの使用が未成年者の間にも広がっていることを問題視。今年から使い捨て型の輸入を禁止するなど規制を進めている。ただ、闇市場で取引が続く可能性も懸念されている。