「借りた家の状態、契約と違う」でトラブル…韓国・家主夫婦を刺して懲役18年

AI要約

韓国の昌原(チャンウォン)地裁は家主夫婦に対する殺人未遂罪で被告に懲役18年の判決を言い渡した。

被告は殺害を企てた経緯や動機、被害者が抵抗したことなどが明らかになった。

被告は犯行を否認し、被害者に対する努力もしていないという点が判決の理由として挙げられた。

「借りた家の状態、契約と違う」でトラブル…韓国・家主夫婦を刺して懲役18年

【06月30日 KOREA WAVE】韓国の昌原(チャンウォン)地裁はこのほど、家主夫婦に対する殺人未遂罪に問われた被告の男性に懲役18年を言い渡した。

判決によると、被告は昨年12月27日、慶尚南道巨済市(キョンサンナムド・コジェシ)のワンルームマンションで、家主である50代の夫婦を凶器で殺害しようとした。夫は顔、妻は胸を刺されたが命は取り留めた。

被告は昨年5月に賃貸契約を結んだが、家の状態が契約内容と違うとしてトラブルになり、被告が自腹で修理した費用を家主に請求。家主側が支払いを拒否すると、被告は家賃を払わなくなった。その後、滞納した家賃の支払うよう督促されたことに恨みを募らせ、殺害を企てたという。

判決は「被害者が必死で抵抗したため殺人には至らなかったが、不法性は重大だ。被告は犯行を否認しており、被害回復のための努力もしていない」と述べた。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News