北朝鮮で党の重要会議始まる 対ロシア・韓国など外交安保政策が焦点

AI要約

北朝鮮の朝鮮中央通信は、朝鮮労働党の重要会議である中央委員会拡大総会が開催され、金正恩総書記が司会を務める。今年上半期の事業総括や党政府の政策方針を議論する。

会議では5つの議題が承認され、詳細は不明。会期は数日間にわたる見通しで、昨年12月以来の開催となる。

北朝鮮はロシアとの軍事協力強化や韓国との平和統一の放棄を宣言するなど外交・安全保障政策が焦点となる。また、軍事偵察衛星の打ち上げ失敗などから軍事面での今後の計画も注目される。

【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮中央通信は29日、朝鮮労働党の重要会議である中央委員会拡大総会が前日に招集され、討議が始まったと伝えた。金正恩(キム・ジョンウン)総書記が司会を務め、今年上半期の事業を総括するとともに、党や政府の今後の政策方針を打ち出す。

5つの議題が承認されたとしているが、詳細は不明。会期は数日間にわたるもようだ。総会の開催は昨年12月以来。

北朝鮮はロシアと包括的戦略パートナーシップ条約を結んで軍事協力を深める一方、韓国との平和統一の放棄を宣言しており、外交・安全保障政策での今後の方針が焦点だ。

また、弾道ミサイル発射を繰り返す中、5月には開発に力を入れる軍事偵察衛星の打ち上げに失敗したこともあり、軍事面での今後の計画も注目される。