【世界初】月の裏側で採取のサンプル 重さは約2キロ 中国宇宙当局

AI要約

中国の宇宙当局は、世界で初めて月の裏側から持ち帰ったサンプルについて重さがおよそ2キロであることを明らかにしました。

5月に打ち上げられた無人探査機「嫦娥(じょうが)6号」は、土壌や岩石を採取し、内モンゴル自治区に着陸しました。

サンプルは1935・3グラムで、成分の分析が進められる予定で、月の起源の解明などの研究に活用される見通しです。

中国の宇宙当局は、世界で初めて月の裏側から持ち帰ったサンプルについて重さがおよそ2キロであることを明らかにしました。

5月、海南島から打ち上げられた無人探査機「嫦娥(じょうが)6号」は、月の裏側で土壌や岩石などを採取し、25日に内モンゴル自治区の草原地帯に着陸しました。

中国国家航天局は28日、世界で初めて月の裏側から持ち帰ったサンプルについて重さは、1935・3グラムだと発表しました。

プロジェクトの担当者は、中身は「かたまり状で粘りけがある」などと話しました。

今後、成分の分析が進められ、月の起源の解明などの研究に役立てられるということです。

「宇宙強国」の建設を掲げる指導部は、こうしたプロジェクトを通じて国家の威信を示したい考えです。