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ガザ紛争、レバノンなどへの拡大を懸念=国連事務次長
国連のグリフィス事務次長は、パレスチナ自治区ガザでの紛争がヨルダン川西岸地区を含む地域全体に拡大する懸念を表明。
ヨルダン川西岸地区での犠牲者数の増加やレバノンへの紛争拡大を憂慮。紛争拡大阻止の必要性を強調。
ガザ地区全域で49万5000人を超える人が深刻な食料難に直面し、検問所の開放や安全措置が必要と訴える。
![ガザ紛争、レバノンなどへの拡大を懸念=国連事務次長](/img/article/20240627/667c4e41837b9.jpg)
[ジュネーブ 26日 ロイター] - 国連のグリフィス事務次長(人道問題担当)は26日、パレスチナ自治区ガザでの紛争がヨルダン川西岸地区を含む地域全体に拡大する可能性について懸念していると述べた。
グリフィス氏はジュネーブで行った記者会見で、ヨルダン川西岸地区での犠牲者数の増加のほか、レバノンへの紛争拡大を懸念しているとし、紛争拡大を阻止しなければならないと述べた。
その上で、ガザ地区全域で49万5000人を超える人が深刻な食料難に直面していると指摘。3カ月前の推計の110万人からは減少したものの、ガザ地区の人口の20%以上に相当する。
グリフィス氏はこうした状況は「驚くほど残酷」だとし、全ての検問所の開放や安全措置の導入が必要と訴えた。