イスラエル極右の財務相、ヨルダン川西岸の併合発言…「使命はパレスチナ国家の樹立阻止」とも

AI要約

極右政党のベザレル・スモトリッチ財務相がパレスチナ自治政府が統治する西岸の併合を目指す考えを示す

スモトリッチ氏は自ら率いる政党の会合で併合に向けた手続きについて言及

スモトリッチ氏はパレスチナ国家の樹立を阻止する使命を持つと主張

 【エルサレム=福島利之】イスラエル主要紙ハアレツなどによると、極右政党のベザレル・スモトリッチ財務相は党の会合で「我々はヨルダン川西岸で支配権を確立するだろう」と述べ、パレスチナ自治政府が統治する西岸の併合を目指す考えを示した。

 スモトリッチ氏は9日、自ら率いる政党「宗教シオニズム」の会合で発言した。西岸の併合に向けた手続きについては「最初に地上から進めた後、法制化する」と言及した。パレスチナ人の土地を奪って非公認の入植地アウトポストを建設した上で、入植地として法的に公認する手法を示した。

 スモトリッチ氏は「私の使命はパレスチナ国家の樹立を阻止することだ」と主張した。