エヌビディア、時価総額3兆ドル割れ…3日連続で株価急落

AI要約

人工知能チップのトップ走者エヌビディア株価が急落している。経過と理由を明示。

時価総額の変動や株価の推移を示し、エヌビディアの現在の状況を説明。

最近の株価急騰と急落がAIブームの過熱や市場の不安につながり、AIバブル論が再燃している。

エヌビディア、時価総額3兆ドル割れ…3日連続で株価急落

勢いに乗って上昇を継続した人工知能(AI)チップのトップ走者エヌビディアの株価が3営業日連続で大幅に下落している。

24日のニューヨーク証券取引所では、米東部時間午後1時10分基準でエヌビディアの株価は前日比5.65%安の119.42ドルで取引された。

18日に135.58ドルの終値で過去最高値を記録してから3営業日連続の下落で、この期間で株価は10%以上落ち込んだ。

3兆ドルを超えた時価総額も2兆9370億ドルと3兆ドルを割り込んで時価総額順位3位に戻った。

1日で時価総額は2080億ドルが蒸発した。

18日にはエヌビディアの時価総額が3兆3350億ドルまで上がり、マイクロソフトとアップルを抜いて初めて「世界で最も高い企業」に上がっていた。

エヌビディアの株価はAIブームを背景に、2022年末の14.61ドル(額面分割換算)から17日には126.57ドルと7.5倍に急騰した。

今年だけでも株価上昇率は150%に達し、第1四半期の業績発表日である先月22日からの1カ月間で株価は約30%上昇した。

エヌビディアの株価が連日下落しており鎮まっていた「AIバブル論」が再び浮上する兆しも見せている。

AP通信は「エヌビディアが先週マイクロソフトを抜いてウォールストリートで最も価値ある株式に上がってから下落傾向を見せている。AIブームが過熱し株式市場のバブルと投資家の過度な期待に対する懸念が提起されている」と説明した。