ＥＵ、14億ユーロのウクライナ支援で合意 ロシア凍結資産活用第1弾
AI要約
欧州連合（ＥＵ）加盟国は、凍結されたロシアの資産から得た収入１４億ユーロをウクライナ支援に充てることで合意した。
ハンガリーがロシア凍結資産の利子活用を巡る５月の合意を棄権していたが、外交政策の決定は全会一致を必要としないと判断された。
ハンガリーの外相はフェイスブックでこの決定を糾弾し、欧州の共通ルールを破ったと非難した。
［２４日 ロイター］ - 欧州連合（ＥＵ）加盟国は、凍結されたロシアの資産から得た収入１４億ユーロ（１５億ドル）をウクライナ支援に充てることで合意した。ロシア凍結資産活用の第１弾となり、来週実施される見込み。
外交筋によると、他のＥＵ諸国よりもロシアと友好的な関係を維持しているハンガリーが必要な法的措置の承認を保留していたが、ＥＵの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表はこの日ルクセンブルクで開かれたＥＵ外相会議で、ハンガリーはロシア凍結資産の利子活用を巡る５月の合意を棄権したため、外交政策の決定に通常求められる全会一致は必要ないとした。
ボレル氏が外相会議で説明している間、ハンガリーのシーヤールトー外相は特段、反対する声を挙げなかったが、その後、フェイスブックで「明らかに越えてはならない一線だ。欧州の共通ルールをこれほど恥知らずに破った例はこれまでなかった」と非難した。
