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メッカ巡礼で死者1300人超 熱中症が原因か 17日は最高気温51.8度を記録
サウジアラビアの大巡礼「ハッジ」中に1301人が死亡し、熱中症が主な原因だった。
多くの死者は正規のビザを持っていなかったことが明らかになり、医療サービスが提供されなかった。
エジプトからの参加者が死者の半数以上を占めており、エジプト政府が16の旅行会社の免許を剥奪した。
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猛暑に見舞われ、多くの死者が出たイスラム教の大巡礼「ハッジ」をめぐり、サウジアラビアの保健相は期間中に1301人が死亡したと発表しました。
「ハッジ」はサウジアラビア西部の聖地・メッカやその周辺を数日間かけて巡礼するもので、例年、世界中から200万人以上のイスラム教徒が参加します。
今年は14日から19日まで行われ、ロイター通信によりますと、サウジアラビアの保健相は23日、期間中の死者が1301人に上ったと、国営テレビで明らかにしました。
17日には最高気温51.8度を記録するなど猛暑に見舞われ、死者の多くは熱中症が原因とみられています。
ロイター通信によりますと、巡礼に必要な正規のビザを取得していない参加者には医療サービスが提供されないということで、保健相は、死者のうち83%が正規のビザを持っていなかったと明らかにしました。
また、AP通信は死者の半数以上がエジプトからの参加者だと伝えています。
エジプト政府は22日、観光ビザでの旅行を企画したとして、16の旅行会社の免許を剥奪したと発表しました。