聖地メッカ大巡礼 "酷暑”で死者1300人超え 適切な休憩場所を得られず…8割は「非正規」巡礼者

AI要約

サウジアラビア政府は、メッカの大巡礼で1300人以上の死者が出たことを明らかにした。

保健相によると、死者の8割は無許可の巡礼者であり、適切な休息が得られず熱中症などが原因で亡くなったという。

メッカでは最高気温が51.8度に達し、無許可の巡礼ツアーに関連してエジプト政府が16社に対し免許停止と告発を行った。

聖地メッカ大巡礼 

サウジアラビア政府はイスラム教の聖地メッカへの大巡礼で死亡した人が1300人に上ったと明らかにしました。

サウジアラビアの保健相は23日、大巡礼の期間中の死者が1301人に上り、その8割が無許可の「非正規」巡礼者だったと話しました。

また非正規の巡礼者は適切な休憩場所が得られず、炎天下を長時間歩き続けることになると説明していて、死者の多くが熱中症などによるものとの見方を示しています。

「大巡礼」の期間中、メッカでは最高気温が51.8度に達するなか、5日間でおよそ200万人が訪れたということです。

無許可の巡礼ツアーに参加する人も多く、エジプト政府は22日、無許可での巡礼を手配した旅行会社16社に対し、免許を停止し告発しています。