慰安婦を象徴する少女像、サルデーニャ島の公有地に…韓国の「正義記憶連帯」が設置

AI要約

イタリアのサルデーニャ島に慰安婦を象徴する少女像が設置され、除幕式が行われた。設置は韓国の元慰安婦支援団体によるもので、欧州の公有地に設置されるのは2か所目。

像はサルデーニャ島北部のスティンティーノ市の海岸沿いの歩道に設置され、観光客が多く訪れる場所。地元住民の仲介で像の寄贈と設置の申し入れがあり、市議会が承認した。

サルデーニャ島の市長は、女性への暴力に対する連帯を示す目的で像を設置したと説明。政治的論争や日本への非難を意図していないとコメントした。

 【ローマ=倉茂由美子】イタリア西部サルデーニャ島の公有地に、慰安婦を象徴する少女像が設置され、22日に除幕式が行われた。設置した韓国の元慰安婦支援団体「正義記憶連帯(正義連、旧挺対協=ていたいきょう)」の発表によると、欧州の公有地に少女像が設置されるのは2020年のドイツ・ベルリンに続いて2か所目。設置されたのは同島北部スティンティーノ市の海岸沿いの歩道で、観光客が多く訪れる場所だ。同市によると昨年12月、地元住民の仲介で像の寄贈と設置の申し入れがあり、今年1月に市議会が承認した。

 リタ・バッレベッラ市長は22日、本紙の取材に対し「女性への暴力に対する連帯を示すために設置を決めた。日本に対する非難や政治的論争に加担する意図はない」と述べた。